よっ!ふにぺん博士でゲス。
今回は、しこりニキビと似ている粉瘤と毛嚢炎について。
原因や治療法は異なるのに、炎症などの特徴は非常に似ているやっかいな病気。
ポイントは見分けは困難なので、皮膚科へGOが正解でしゅよ。
間違えないように気を付けるのでしゅ。
硬結ニキビ(こうけつにきび)とは
医学用語でしゅ。
なんだかムキムキのかっちかっちでかっこいいでしゅ!
固いニキビやしこりニキビ、こもりニキビと呼ばれることもある。
硬結ニキビはニキビの炎症がひどくなることでしこりのように硬くなってしまった状態です。
硬結ニキビのケアを正しく行わないとニキビ跡のトラブルになってしまう可能性が高いものとして知られています。
ニキビは毛穴の中に皮脂が詰まってしまうことで起こります。
悪化するとニキビ菌の繁殖によって炎症を起こしたり、化膿してしまうこともあります。
芯の見えないしこりニキビは毛穴の奥深くで炎症・化膿が起こって腫れてしまっているため、皮膚の表面が膨らんでしこりのように感じるのです。
硬結ニキビの場合は芯が見えないものが多く、見た目が虫さされによく似ていることから混合されてしまうことがあります。
↑管理人のまっちの画像
一般的なニキビに見られる変色もない場合があります。
そして、知っておいてほしいのがニキビの中でも最も症状が重いからこそ治すのに時間がかかるという点。
しこりニキビという名からは想像できないでしゅが、にきびの最終形態、ラスボスでしゅ。
もう、この後はにきび跡しかないでしゅ。
治療法、ケアが難しいのもトップクラスでしゅよ。。。
管理人のまっちは、これで凸凹肌のクレーター肌になってしまったでしゅ。
痛みやかゆみが特徴
ああ、潰したい。
でも、固いでしゅ。すごく。
しこりニキビは内部で炎症を引き起こしてしまっており、盛り上がった形になっていることが多いものです。
他のニキビと比べるとニキビの芯が見えないことも多く、炎症が起きているので痛みやかゆみがでてしまうことがあります。
この痛い、痒いなどの状態は皮膚が炎症している状態ですので、触ったり押したりして刺激を与えてしまう事が一番良くないことです。
どうしても触ってしまう場所に出来てしまった場合以外、決して触ってはいけません。
気になるけど触ってはダメです。
炎症がまだ進んでいない、炎症が思ったよりもひどくない場合に痛くないしこりニキビな場合もあります。
こちらも触って汚れ、原因菌が さらに付着してしまったり、炎症の悪化の原因になりますので、基本的には触らないようにしてください。
推すなよ~推すなよ~ドボンっていうコントがありましゅね?
上島竜兵の。
でもニキビは本当に触っちゃダメでしゅ。
感染・悪化の一途をたどるでしゅ。
粉瘤(ふんりゅう)の特徴
漢字読めないでしゅよ~ ;つД`)
硬結ニキビのように盛り上がっているのにも関わらず痛みがない場合には粉瘤(ふんりゅう)の可能性があります。
粉瘤は皮膚の良性の腫瘍ですが、古い角質や皮脂が溜まった袋状のものが皮膚の下にできてしまうため皮膚科で切除しなくてはいけないことがあります。
粉瘤とは、正常な皮膚の中に嚢胞(のうほう)という袋ができ、袋の中に角質や皮脂などの老廃物がたまったもののことです。
類表皮嚢腫(るいひょうひのうしゅ)、表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)、粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)、アテローム、アテローマとも言います。
年齢・性別・部位を問わずに発生する。
粉瘤を体の表面から見ると、しこり・できものとして、ときにはニキビや脂肪の塊に似て見えます。
顔面に出来た場合ニキビとよく似ているため間違えられやすいのですが、原因や対処方法はニキビと全く異なります。
そのためニキビ用の薬やスキンケア用品を粉瘤に使用しても全く効果がありません。
原因も異なれば、手術の可否も違いましゅ。
管理人のまっちの父親が、首にしこりができて、潰したら臭い汁が飛び出したそうでしゅ。
今思えば、粉瘤だったのでしゅね。。。
痛くない、かゆくない
しこりニキビとの違いで一番大きいポイントがこれでしゅ!
炎症を引き起こしてしまうと硬結ニキビと同じように痛みが出てきてしまうので見分けが付きにくいとされています。
基本的にかゆみも痛みもないしこりですが、炎症して痛みが出るものもあります。
痛みがある場合は、硬結ニキビと間違いやすくなるので気をつけましょう。
もちろん、症状は人ぞれぞれでしゅから、見分けが付かないと思ったら、医師に相談でしゅ!
粉瘤の見分け方
表面からしか判別できないでしゅからね。。。
原因は外傷がきっかけとなったり、ニキビ跡から粉瘤に発展することもまれにあります。
粉瘤の場合、皮膚の表面に「開口部」と呼ばれる穴が開いていることがあります。
開口部は固まった老廃物などで塞がっていることが多く、皮膚の表面から見ると「おへそ」などとも呼ばれる黒い点に見えます。
そのため開口部の黒い点の有無が、ニキビと粉瘤を見分けるひとつのポイントです。
粉瘤の自覚症状は主に「皮膚の下にしこりを感じる」というところから始まります。
袋状の嚢胞にたまった老廃物が膨らんで、皮膚の表面からしこりのように膨らんで見えるのです。
袋状のしこりは外側から指でつまめることもあります。
ニキビの場合、毛穴の奥に詰まった皮脂や膿がしこり状になることはありますが、袋状の嚢腫と違い完全に指でつまむことはほとんどできないのでつまめるかどうかで見分けるのもポイントになるかもしれません。
袋状の嚢胞は開口部が塞がっているため、どんどん老廃物が溜まり巨大化してきます。
「ニキビだと思ったけどちょっと大きすぎる」と思ったら粉瘤だった、というケースもあります。
また粉瘤のしこりの中身は主に垢などの老廃物なので、粉瘤から臭いを感じる場合もあります。
「このしこり、なんだか臭い…」と感じた場合も粉瘤かもしれません。
黒ニキビに見られる黒い老廃物の栓。
そして、嚢胞は大きく、つまめる&老廃物のため臭いのが特徴でしゅ。
えっ?ペンのおならは臭くないでしゅよ。
フローラルの香りでしゅっ!
粉瘤の見た目・特徴のまとめ
アステロームって、なんか武器の名前にありそうでしゅ。
- 皮膚がドーム状に盛り上がっている
- 大きさは数mmから10cm以上までさまざま
- 真ん中に小さな黒い点(へそ)が見える
- 押すと白か黄色のドロドロした臭い膿が出る
- 放置していると、どんどん大きくなる
ただしこれらの特徴に当てはまらない粉瘤もあります。
10cmを超えるともうえぐいでしゅ。
「粉瘤」の画像検索はおすすめしないでしゅ。
グロすぎて吐きましゅ。
ガチでしゅよ。
「検索してはいけない言葉」に入れてもいいくらいでしゅ。。。
粉瘤ができる場所は?
体の部位別も隔てない感じでしゅ。
粉瘤は以下のように体のどこにでもできます。
- 頭
- 顔面
- 耳たぶや耳の裏
- 背中
- おしり
- 胸
- お腹
- 手足
- 脇
- 股の間、陰部
見た目が粉瘤の特徴に似ていれば、上に挙げた場所以外でも粉瘤かもしれません。
たとえば、女性の外陰部に粉瘤ができて歩きにくくなったという報告、男性の乳房に粉瘤ができてマンモグラフィーで検査されたという報告もあります。
ちなみに、ニキビも陰部とか太ももの裏とかにできるようでしゅ。
まっちに出来ているのを見たでしゅ。
秘密でしゅよ。
バラしたら、まっち、お婿さんに行けなくなりましゅ。。。
対策せず放置してみた…
病院で摘出しないとどうなるか?
粉瘤は放置しても重大な問題になることはありません。
ただし次のような理由で治療が必要になります。
美容(見た目)の問題
邪魔になる
感染して炎症を起こしたり、「臭い汁」のような膿が出る粉瘤はがんではありません。
放置してもがんになることはありません。
ただしごくまれに以下の場合が考えられます。
粉瘤だと思っていたが、別のものの見間違いだった
粉瘤と同じ場所に偶然がんができた
皮膚科で診察を受けていれば、危険なものを粉瘤と誤診されることはほとんどありません。
一方、粉瘤の場所に偶然がんができることも非常にまれです。
粉瘤が急に大きくなることがあれば、皮膚科などで相談してください。
粉瘤はセルフケアだけで完治させることができません。
外科手術によって袋状の嚢腫を摘出しなければ、何度でも再発してしまいます。
粉瘤は潰しても治らないだけでなく、潰すと悪化の原因になります。
粉瘤を潰すと、細菌が入り込んで感染してしまう可能性があります。
細菌を侵入させないために、粉瘤は潰さないことが大事なのです。
さらに膿を持った粉瘤が体の内部に向けて破裂してしまった場合、場所によっては腹膜炎・リンパ管炎など他の病気を引き起こしてしまうこともあるんです。
粉瘤もニキビも自分で潰すのはNG
良性腫瘍(しゅよう)という言葉の響きから、どうしてもがんを疑ってしまうでしゅね?
でも、安心してくだしゃい。
皮膚科でちゃんと治療できましゅ。
洗顔などの一般的なニキビケアではどうしようもないでしゅが。
皮膚科での手術
大切なことは、諸悪の根源である嚢胞を、徹底的を取り除くことでしゅ!
粉瘤の治療は嚢腫・嚢胞を取り出す外科手術になります。
手術方法には大きく分けて「小切開摘出術」と「くり抜き法」と呼ばれる2種類があります。
病院やドクターによってどちらの手術方法にするかが異なってきますが、最近では様々な方法で傷跡を小さくしたり目立たなくする工夫がなされています。
顔面に出来た粉瘤の場合は特に手術をためらわれる方も多くいらっしゃいますが、化膿しないうちに早期治療を行うことが重要です。
この袋状の嚢胞さえ取り除けば、もう悪化、再生はしないでしゅ。
ゾンビには聖水を!
完璧に倒すでしゅ!!
毛嚢炎(もうのうえん)の特徴
もう一つ、しこりニキビに似ている症状でしゅ。
毛を処理したあとに、赤くポツポツが出てしまった経験がある人は多いのではないでしょうか?
あの赤いポツポツが毛嚢炎です。
最初はただの赤ニキビのような姿をしているので毛嚢炎も気づきにくい皮膚疾患です
見分けるためにはムダ毛処理をしたか、していないかという部分がとても大切です。
ヒゲやムダ毛の処理によって、毛穴の奥にある毛包というところで炎症が起きてしまうんですね。
ほとんどが悪化することなくすぐに治りますが、たまに悪化してしこりになることがあります。
ムダ毛の処理後に起きた炎症がひどくなってしこりになった➩毛嚢炎
ニキビが悪化してしこりになった➩硬結ニキビ
上記のように、しこりができてしまった根本的な理由を思い出してみてください。
ただし、一旦しこりになると硬結ニキビとよく似ていて見分けるのが難しいです。
わからない場合は自力でなんとかしようとせずに、病院で診てもらいましょう
女性にとって、肌を露出するところのムダ毛を処理しているわけでしゅから、、、
この表面の目立つぽつぽつは非常にやっかいでしゅ。
むっきっきーでしゅ!
でも、こっちは化膿することなく、自然治癒するみたいでしゅね。